2017/11/27

隣の芝生は青く見える?

二泊三日で夫婦で関西に旅行に行ってきました。

一般的な性向として女性はリスクや責任を取りたがらないと言いますが、それはうちの嫁にもピタリと当てはまります。旅行先での訪問地や食事をする場所など、あーしたい、こーしたいといろいろ要望は出てくるのですが「ゆるふわ」な要望ばかりなので、私が具体的な提案を出さないと決まりません。3つ提案を出したうちから「これっ!」と選んでくれるなら私も救われるのですが、そうはいきません。嫌なものは「これは嫌」と言って候補から落としますが、「あとはどれでもいい」とこれまた「ゆるふわ」な回答でビシッと決めてはくれません。こちとら、お役目柄会社でいろいろなことを決断させられているので、休日くらいは決断せずに過ごしたいのですがそうもいかず、「じゃぁ、これで」と私が決めると、嫁は「仕方ないからそれでいいわ」とあくまで人の決断に乗っかる姿勢。飯をどこで食うかなんてつまらない決断かも知れませんが、決断すること自体エネルギーをそれなりに消耗するのですよ。嫁には「決められる女」になってもらいたいものです。

という愚痴はさておき、関西はいいですなぁ。関西の人は本心を表に晒して素直に生きているように見えます。本心晒して人とぶつかったらぶつかったでしゃーないと腹を括っているような。電車で乗っている人の表情を見ていると、不機嫌なのか楽しいのか、心の内がよく見えます。それに較べて関東の人は、本心に肌着を着せてシャツを着せてダウンジャケットを着せてX線避けに鉛のシールドつけて、他人とぶつからないように(というか関わらないように)恐る恐る生きているように感じます。関西で暮らしたら楽そうだなと思いました。関西人からしたら「お前には本質が何も見えていない」ということなのかも知れませんが。

3日の滞在で隣の芝生が青く見えただけなんですかねぇ。

2017/11/22

人生の曲がり角

「人生の曲がり角」なんて言うととてもおっさん臭いですが、自分が歳をとると、おっさんがおっさんぽいことを語る所以が実感として理解できるようになってくるものですなぁ。

それはさておき、The BeatlesのThe Long and Winding Roadではありませんが、これまでの長い一本道を鳥瞰図的に振り返ってみると、今にして思えば、あの時は人生の曲がり角だったんだなぁと思う局面があります。

私の卑近な例を申し上げると、社会に出て最初の10年はいろいろやらされながら基礎体力を養っていた時期だったなぁ。中でも「営業+企画」的役割を自分の核に据えて、ヨーロッパや中東の仕事に従事しておりました。湾岸戦争後にクウェートとサウジアラビアに行ったり、発展する前のドーハに行ったり、あちこち行かされたなぁ。これを役得とも言いますが(笑)。中でも、英国とノルウェーの海にかけては誰にも負けまい、これで一生食っていけるだけの力をつけようと頑張っとりましたね。

その後の意に沿わない配置転換に会社の片隅でふて腐れていた10年後、会社が存続の危機に陥り、「全社一丸となってこの危機から脱するぞ」シフトを敷き意思決定支援業務に配置されました。最初の10年間で学んだ知識を最大限に生かせる仕事だったので、これぞ天職、俺はこの仕事で一生食っていくぜという意気込みで、会社には「一生人事異動なしでここにいたい」という希望を出し背水の陣で取り組んでおりました。

そんなこんなでまた10年後、約10年間希望の部署で働いていたものの、人が動かないとだんだん人事が詰まってきます。これに加えて過度のストレスで体調を崩したこともあり、「暫く楽なところで休んでこいや」という会社の計らいだったのでしょう、関係会社に出向し、ロシア相手の仕事をしました。これがロシアとの最初の関わりとなりました。私は2-3年お仕えしたら他のロシア以外の仕事に戻るつもりでした。3年後、出向が解けて元の会社に戻ることになったのですが、元の会社でロシア相手の仕事をする部署の人材が不足していました。出向先でロシアビザを取得していた私は「明日にでもロシアに行ける人材」ということで、ロシアチームに組み込まれ、引き続きロシア相手に仕事をすることになりました。以後5年間、劣悪な環境に悩まされながら孤軍奮闘してきたのですが、前回の状態に輪をかけた過度のストレスで体調を崩し「もうこんなところで働いてらんねぇ」と異動を願い出ることに。会社の産業医の勧めで約2ヵ月休職した後、再び関係会社に出向しまたまたロシア相手の仕事(笑)。

今まで10年毎に訪れた私の人生の曲がり角、ロシアの仕事に関わって今年で9年目なのでそろそろ次の曲がり角が訪れるのかなぁと首を洗って待っています。どうせ曲がるなら、思いがけない大きな資産が転がり込み、お金の心配のない住所不定世界トラベラーにでもなりたいものですが、宝くじとか買ってないしなー(笑)。

若いころはアクセルベタ踏みでコーナーを駆け抜けているのでコーナーリング中でも「今が人生の曲がり角」とは気づかないものですが、人生の黄昏時に振り返ってみると、これまでの人生の道筋や個々の事象の意味が見えてくるような気がします。そういうものが見えてきたらそろそろ終活時かな(笑)。




2017/11/21

週末の遊びの仕込みは平日にやる

いつもと変わらぬオフィスでの午後、どこらがそんな考えが浮かんできたのか全くわからなのですが、急にジョディ・フォスターのコンタクトが観たくなりました。

先日は「時間とはなんだろう」という物理学系の本を読み、読み終わったところで「ゾウの時間ネズミの時間」という生物学系?の本を購入し、今度はFS物に興味が飛んでと、空いた時間に教養を頭に入れる活動をしています(どうせすぐ抜けてっちゃうんですけどね)。「もう終末が近いからそれまでに大人としての教養を仕上げておけ」という虫の知らせでしょうか(笑)。

話を戻し、どうしたら安く観られるだろう…アマゾン? iTunes Store? 色々考えた挙句、ブックオフだと閃きました。ブックオフオンラインで値段を調べたら500円という出物が…。在庫が豊富な都内の店ならあるんじゃね?という訳で、佐野元春的に表現すれば「仕事も適当に」定時に飛び出し都内のブックオフに行ったら特売ワゴンの中にありました。 お値段は予定通りの500円!
週末に籠って観ます。楽しみ。