ランニングシューズを換えた甲斐あり、今朝は4分44秒/kmという私にしては驚異的なペースで走れました。2年くらい前は4分30秒を目標に頑張っていたのに、最近は速くても5分15秒前後という情けなさ。しかもそれが慢性化しているという救いようのない状態。ちょっと無理して高いシューズに手を出してしまい、それを正当化するためには嫁に成果を示す必要があるという「家庭の事情」が私を速く走らせているんでしょう(爆)。
2011/10/30
2011/10/23
ランニングシューズ、新調しました。
今使っているランニングシューズ、もうかれこれ2年くらい履いているでしょうか。ソールは見事に磨り減って地の色が現れていますし、クッションもへたり切っている感じ。こんなシューズでは気合も入らず、タイムは全盛期に較べて20秒/km以上落ちているし、そろそろ換え時か...と思いながら某大型スポーツ用品店のシューズコーナーをうろついていると、いいタイミングで店員さんが声を掛けてきました。
2011/10/21
伊東屋
今、批評書を読んでいるせいか、それとも寒くなって心が研ぎ澄まされてきたせいか、批判的精神が再び目覚めてきました。
今発売中の日経ビジネスアソシエ、手帳特集ということで、私も買ってみました。その中に手帳の達人とか文具関係者へのインタビュー企画があり、銀座に店を構える伊東屋の社長さんのインタビューが掲載されていました。ずいぶんお若く見える社長さんなんだなぁ。記事の中で、社長さんがこんなようなことをおっしゃっていました。
自分も商品開発のためのノートを持っていて、デザインを描いている。
商品開発部で却下されることもあり、社長だからといって意見がとおるわけではない。
いやぁ、私はこれを読んで3つの点で大いに「はぁ?」と思いましたねぇ。
1.伊東屋といえば数店舗を構える大企業。その経営の責任者である社長さんが商品開発をやっている? ちゃんとプロのデザイナーを雇ってるんだろうし、社長がすべき領域の仕事ではないから、社長がそんなことする必要ないんじゃないの? そんなことをする時間があるなら、社長としてもっと考えるべきことがあるんじゃないの? それとも遊びでやってるわけ?
2.えっ、経営者である社長のご意向を商品開発部の従業員が却下するわけ? どういう価値観で成り立っている会社なの? 社長より従業員の方が権限を持っているの?
3.社長さん、遊び心で商品開発やったっていいんだよ、別に。でも、それを社外に向けて発信する必要あるの? しかも自分の意向が商品開発部の従業員に潰されるなんてことまで。
1.について、「不必要な面倒事はしない」、「なるべく少ない手間で最大の効果」、「労働時間はなるべく短く」を座右の銘とするプロのサラリーマンとしては、アマチュアがプロの領域に踏み込むのはどうかと思いますね。社長は究極的には全てに責任を負うのではあるけど、商品開発のためにプロのデザイナーさんを雇ってるんでしょ。自分の領域を侵されるデザイナーさんにしてみれば鬱陶しいだろうね。社長は自分がプロとして生きるべき経営に専念してりゃいいんだよ。他人の領域を侵す奴に限って本業でのプロ意識が足りなかったりするよね。商品開発部の従業員だって、社長の考えた商品を却下することにストレス感じてると思うよ。社長が余計なことしなければ、みんなハッピーに働けるのにね。
もっと言うとさ、最近は「出来る人がやればいい」的風潮もあるけど、こんなことしたら、仕事は優秀な数人に集まってしまい、何もできないやつはフリーライダーになっちまう。中には喜んでタダ乗りしてる奴もいるんだろうけど、居心地の悪い思いをしながらタダ乗りにならざるを得ない奴もいると思うんだよね。やはり、やるべき人がやるべきことをする世の中にして、みんなに仕事を渡した方がいいと思うよ。罪悪感を感じながらタダ乗りせざるを得ない状況になっちゃってる人とか、心が病んでしまうんじゃないかなぁ。
2.については、あんたの会社ではプロフェッショナリズムと地位のどちらが優先されてるんですかってこと。プロフェッショナリズムが優先されているなら、アマチュアの社長がデザインの領域に入り込んでくるのはいけないことだし、地位が優先されているなら社長の意向を従業員が却下するなどということがあってはいけない。この会社の価値観ってわからないよねぇ。社長と約束しても、社に持ち帰ったら従業員にひっくり返されるてんじゃ、安心して取引できないよ。
3.はさ、社内で別になにしてたっていいんですよ、所詮他人の会社だし。でも、うちはこんなデタラメな会社ですって外に言う必要ないよね。外からの見え方にみんなが気を使っているこの時代に、こんなことを公言するとは、センスのない人だなぁって思います。
見た目をお若そうだし、フランクな感じのする外見でしたが、従業員も消費者も取引先もみんな自分の友達という感覚で見ているように思えてならない。
2011/10/09
ゼロ年代の想像力
たまには固い本でも読んでみるかと評論本を買ってみたが、大当たり。