2011/10/09

ゼロ年代の想像力

たまには固い本でも読んでみるかと評論本を買ってみたが、大当たり。


一言一句逃さず頭に入れ自分なりに解釈したくなるような内容。

お陰で、どうでもいい話を電車の騒音に負けないくらいの大声でぺちゃくちゃと延々しゃべりまくるサラリーマンの近くに不運にも乗車してしまったりすると、片道で5ページくらいしか読めないこともあるけど、嵐がおさまるのを待ち、書かれている内容をじっくりと頭に入れたくなる(強靭な集中力が欲しい)。

書かれている内容が正しいのかどうかはわからない。

そもそも評論に絶対的な真偽の判定を下すことはできないが。

しかし、観察によって私が実感している時代の流れに従った人間心理や行動の変化を、論理的に裏付けているようで、妙に納得感がある。

私がこの本を是認するのは、「私を承認する内容であるから」という、この本に書かれている論理に従った行動であるのかも知れないが。(読めばわかる。)

まだ1/4しか読んでないから、最終的にどんな感想を持つのかはわからないが、久々の金を出す価値のある本だと思った。

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