2011/06/27

外国人観光客

今朝のこと、超混み混みの地下鉄に、観光客らしい外国人集団が乗り込んできた。

日本のラッシュアワーには慣れていない様子。さらに、人が密着することに慣れていないのと、知り合いと密着するのはイヤなのだろう(その気持ちはよくわかる)、彼らの周囲は妙に人口密度が低く、こっちはそのツケで圧力が異様に高まってる。満員電車ビギナーだし、折角の遠方からのお客さんだから、そのあたりは不問としてやろう。

私は、乗り換え駅の上野で、ホームの階段がちょうど降り口の前に来る車両に乗っている。そんな訳で、私の乗っている車両で上野駅で降りる人は多い。戸口近くの人は、降りる降りないに関らず、一度外に出て降りる人を降ろすというのがマナー。そんな訳で、普段は上野駅での降車は割とスムーズ。

しかし、今日は違った。この外国人観光客集団が降り口をブロックしていたのだ。中の人は降りようとグイグイ押すものの、外国人も降ろされまいと頑張っているものだから誰も降りられない。まぁ、そうだよな。言葉が通じず、状況が把握できない状態でそんな目にあったら、俺も降ろされまいと頑張ると思うよ。全く悪気はなく、日本の習慣になれていないのと、日本語ができないから「一度降りろ」という駅員の指示が理解できないだけ。

英語で簡単なインストラクションをしてあげたかったけど、日本人同士ですら電車内で会話をする文化のない東京の地下鉄、他の乗客の面前で外国人に英語で指示を与えるのは、内気な私にはちょっとハードルが高かった。

結局、圧力に負けて彼らは一度降り、事なきを得たんだけど、こういうときにコミュニケーションできる勇気が欲しいなと思いました。

外国で困ってるそぶりを見せると、多くの人は現地語+身振りで教えてくれようとするもんな。観光庁はまず、観光業に関らない一般的日本人のホスピタリティー+コミュニケーション力を改善する取り組みをした方がいいと思います。改善というのは、能力を伸ばすことばかりでなく、既に持っている能力を発揮しやすい環境づくりも含めて。

今朝のことは、俺が勇気だせば済んだことなんだけどね。

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