2010/11/16

社会参加

週末から長男に落ち着きがないのでどうしたのかと聞いてみると、奴は学校の環境委員会という組織のメンバーになっていて、1年生のメンバーを率いてとある企業に環境対策への取り組みについてインタビューに行くことを仰せつかったとのこと。

ひょぇ〜、今の高校ってのはそんなことをするのか。そりゃぁ大変だ。先方のお話を伺って、それに対して質問をするという段取りらしいのですが、お話を伺った後に段取りどおりに質問が思い浮かぶという保証はない。「ホームページである程度下調べして、保険として質問を5問くらい考えておいた方がいいんじゃないか」という私の暖かいアドバイス(?)に従って、セコセコと準備していたようです。しかしお前、質問案を広告の裏に書いていくってのは先方に失礼なんじゃないか。あっ、テーマが環境対策だからかえってエコでいいのか、なるほど。

そして昨日の放課後、田舎の高校生軍団が大都会にある日本郵政に乗りこんできたそうです。結果としてみれば、当日は環境委員会の3年生もインタビューに参加してくれることになり、先方との受け答えは彼がしてくれたので、用意した質問案は全く立たなかったとのことでしたが、質問案を懐に忍ばせていたおかげで、とても安心して事に臨むことができたと、事前準備の効用は理解してくれたようです。お土産にキティちゃんのレターセットをもらってきました。女の子のいない我が家にはちょっと無用の長物かな...。

今の高校生は若いうちから社会への参加を求められて大変ですね。私が高校生の頃は親か友達の親以外の大人と口を利くことなどあり得ませんでしたが、今は早くから社会の成り立ちや活動を学ばせるですね。しかし、あまり早い時期にこういうことをすると、現実に夢をつぶされてしまい、無謀な夢を見る元気な少年がいなくなってしまうのではないかと心配です。そのうち、「ビジネスモデル」とか口走るような少年ばかりになってしまうのではないかと。若く生活の心配のないうちは、お金が儲かることよりも自分がやりたいことを目指した方がいいように思うんですけどねぇ。

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