夕べテレビを見ていたら、切らずにガンを治療できるという最先端治療を紹介していました。
だけど、この治療は保険の適用外とのことで、テレビに出演していた方の治療費は250万円とものすごく高額。
国との間で保険適用に関する議論も行われているらしく、「実証例が少ない」やら、「国は医療費負担を抑えるために保険適用にしないんだろう」等々、いろいろな意見が出ているようですが、担当されているお医者様の総括は、「早く保険適用対象にして、誰もがこのような治療を受けられるようにしてほしい」とのこと。
しかし、この番組見ていて、私は結構真剣に考えさせられてしまいましたよ。
地球の資源や生産能力に限りがあることを考えれば、地球の人口はある一定範囲に抑えられている必要があるでしょう。
アフリカなどの最貧国では、病理的には致死的状況にない人々が、充分な食糧がないというだけの理由で亡くなり、ひどい言い方で申し訳ないが、ある意味で地球の人口調整弁の役割を果たしてくれている。
その一方で、富める国ニッポンでは、ガンに侵された老人ですら、お金を使って延命されている。
ガンはこの数十年日本人の死因の第1位となっているが、それは「日本人の寿命が延びたためガンに侵される確率が高くなった」ということらしいです。
人類の健全な発展を考えれば、年齢が高い順に死んでいく方が望ましいことは言うまでもない。
遠くの大陸で食うものがなくて死んでいく子どもがたくさんいることを知ってか知らずか、自分あるいは自分の身内の延命に心血を注ぐってのはどうなんだろう。
ある程度の年齢になった人がガンで命を落とすことは、悲しいことではあるけれど、ある程度は仕方のないことだと思うのですが、年老いた親の延命のために大金を使う人って、まだ親離れできてないってこと?
どんな偶然か、Yahooニュースにこんな記事が。
『20日発売の英誌エコノミスト(本紙特約)は「未知の領域に踏み込む日本」と題した日本特集を掲載した。少子高齢化が、日本経済の再活性化やデフレ脱却の大きな障害になっており、日本はこの問題に最優先で取り組む必要があると警告した。』
継続的発展のためには、健全な世代交代と、バトンを渡す次世代の育成は欠かせないよね。
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