2010/05/30

体育祭と電池切れの話

気になってはいたんですよ。

今朝走り出す前、iPodのバッテリー残量が1/4くらいしかないなぁって。でも充電してる時間もないし...ということで走り出したわけですが、案の定、途中でバッテリーが切れました(泣)。

本当は13km以上走っているんですが、記録されたのは11.3kmのみ。2kmは無駄走りって訳です(トホホ...)。

なんだか、iPodの電池のもちが悪くなってるような気がします。買って1年強を過ぎると電池のもちの悪さが気になるようになり、その頃にはiPodのニューモデルが発売される。これもApple社の販売戦略のひとつなんでしょうか(笑)。


それはさておき、昨日、長男の高校の体育祭を見物に行って来ました。昨年は悪天候のため午前中で見物を切り上げたのですが、今年は最後まで見て、笑いと感動を共有してきました。

まずはのっけから応援団が、「こんなのは○○高校の本当の体育祭ではなーい!」と、頭から泥水を被るパフォーマンス。雨の中、ぬかるんだ校庭で決行するのが○○高校の本当の体育祭という解釈のようです。

と、こんな勢いで始まりましたが、見ものはなんと言っても最終競技の騎馬戦。

選手は配置についているのになかなか始まらないなぁと思っていたら、回転灯を点灯させた救急車2台、校庭に乗り入れてきて待機。そうか、救急車の到着を待っていたのか...って何それ? けが人の発生に備えて、病院に救急車の待機を頼んでいるのかなと車のボディを見ると、「○○市消防局」って、消防署の救急車じゃん! 待機中に出動要請がかかったらどうするのかしら。

これだけの準備を整えて行われる騎馬戦、中身もすごい。騎士が相手をグーで殴っているかと思えば、騎馬も相手の騎馬に蹴りを入れてます。救急車に収容されて手当てを受けた生徒が一人出ましたが、幸い病院送りになる生徒は出さずに試合は終了。

しかし、試合後、判定を巡る揉め事発生。両チームの大将と体育祭実行委員が話し合う周りを大勢の生徒が取り囲み、一向に解散する気配なし。体育祭は実行委員の生徒が仕切っているため、先生方は裁定などせず、話し合いの決着がつくのをただ遠目で見守るのみ。

結局20分くらい揉めていたでしょうか、負けチームの大将が泣きながら「審判も人間、起きていること全てを見ることはできない。審判の判定を受け入れ負けを認める。」との声明を出し、勝ちチームの大将は「相手チームの健闘を称える」との声明で応え、丸く収まりました。話し合いで自主的に丸く収める度量、お見それしました。

閉会式では、吹奏楽部による勝利をたたえる歌の生演奏をバックに、校長から上位3チームに表彰状が授与されましたが、なんと渡されたのはエアー表彰状! 授与後、マイクに入ってしまった校長の鼻笑いが会場を沸かせました。

最後は全身を真っ赤に塗った人間聖火に水を掛けて消灯し、応援団の指揮のもと肩を組んで校歌を歌い終了。

いい体育祭でした。生徒が全力で本気で取り組んでいる姿が素晴らしい。さらに、それに応えて本気で取り組ませる周囲のバックアップも素晴らしい。なんつったって救急車まで待機させちゃうんだから。

気温が低く、時折小雨もちらつく一日でしたが、校長の講評での一言。「今日は熱い一日だった。以上。」

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