落し物

駅の階段で変わった落し物を見ました。

今朝も通勤電車は混んでました。立ち位置が悪かったのか、それともいつもより乗る人が多かったのか、ドアの近くに立っていた私の身体は異常なまでの圧力にさらされ、乗り換え駅に着く頃にはもうヘロヘロです。

乗り換え駅で無事に電車から降りられるようにと、敢えて乗り換え駅で階段の前に停車する車両を選んで乗っているんですが、それでも乗客全員がこの駅で降りる訳ではありません。よって、降りるのも一苦労。人をかき分けかき分け、ようやく出口に辿り着きました。

今朝も疲れたなと、トボトボと下を見ながら（混雑したホームでは下を見て歩かないと前の人の踵を踏んでしまうんです）ホームの階段を上っていると、階段の片隅に何やら肌色の物体が．．．。

女性のストッキングでした。何という名前なのかはわかりませんが、パンストの素材でできていて、膝丈くらいのやつ。そう、年齢高めの女性が着用されているのをよく見かけるあれです。しかも片方だけ。

なぜ、こんなところにこんなものが片方だけ落ちているのか。電車のあまりの混雑で脱げてしまったのか。いや、それはないな。私自身、通勤電車で靴下が脱げてしまったという経験ないし。履き替え用にとお持ちになっていたものが、鞄からぽろっと落ちたんですかねぇ。

しかし、階段の隅で誰にも顧みられることなく、床にぺたっと押しつぶされたストッキング。なんだかなぁ．．．。