2009/06/10

待ち合わせ

長男ネタです。

私が高校生の頃、朝の登校といえばいつもダラダラしていて、「遅刻ギリギリの時間に学校に到着する」ことを美学としていました。今思えば、非常におバカな美学でしたが。

それはさておき、長男が通学している高校は、朝早く学校に来て自習することを推奨しています。最終的には学生の自主判断に任されるわけですが、長男は同じ駅を利用している同級生に誘われ、毎日早出をしています。駅での待ち合わせ時間はなんと6時半(尋常じゃねぇ〜)。駅で他の2人の同級生と合流し3人仲良く登校するという絵を描いていました。

ところが、毎朝、他の2人が来るのが遅いんだそうです。長男も毎朝6時半に駅に着くようなタイミングで家を出られる訳ではないんですが、それでも、3人揃うまでに10〜15分待たされるらしいんです。一人は、あまり遅れるときは携帯メールで「先に行ってくれ」と連絡してくれるそうなんですが、もう一人は、遅れても先方から連絡してくることはなく、いつもこちらから「先に行っていいか?」と連絡を入れているのだそうです。

長男も腹に据えかねるところはあるのでしょう、毎日家で

「俺は早く登校しようと誘われたから早起きして行っているのに、遅れてくるわ、遅れても連絡来ないってひどくねぇ? 俺は時間がもったいなくてしょうがないよ。」

と文句を言っているので、「もう入学して2ヵ月経つんだから、一人で登校するようにしたら」などとアドバイスをしましたが、友達との人間関係というか力関係もあるでしょうから、「最終的にどうするか決めるのは君しかいないね」と突き放していました。

そして、昨日、長男が遂に行動に出たようです。例によって一人が大幅に遅れたので先に行ったらしいのですが、電車の連絡の都合などもあるのでしょう、学校の最寄り駅で合流したそうです。そこで嫌みたっぷりに

「○○駅(家の最寄り駅)じゃなくて、××駅(学校の最寄り駅)で待ち合わせしよう」

とジャブをかました後、

「明日から、6時半までに来なかったら先に行く」

と宣言したそうです(ヤッター!)。

確かに、一緒に登校するなどというつまらないことで、人の都合に合わせて自分の時間を無駄にするのは馬鹿げています。この間読んだ「40歳から伸びる人、40歳で止まる人」という本にも、「男は定年退職後の生活を豊かなものにするために、単独行動をすることを覚えなければいけない」といった趣旨のことが書かれていました(定年後の心配をするのはまだ早いか)。

長男よ、他人に惑わされることなく、自分の価値観を信じて生きるのだぁ〜!

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