2009/06/19

マーシャルに使われてたのぉ〜?

真空管についての話題です。

最近、真空管などめったに見かけなくなりました。昔の音響製品などには真空管が使われていたため、私が子供の頃は、空地に不法投棄されたステレオセットを分解したりして、真空管を目にする機会があったものです。

最近では、超高級オーディオやマニア向け音響機器くらいにしか使われていませんが、かく言う私、ある意味マニア的なところもありまして、真空管の入っているコンプレッサーを持っとります!(とかいっても安物だけど)。

それはさておき、今朝新聞を見ていたら、浜松のテクソルという会社が「ギターアンプ用真空管を特性によりレンジ分けして提供するサービスを開始した」との記事が載っていました。

ギターアンプメーカーのホームページなどを見ると、超高級ギターアンプを製作するときは、仕入れた真空管の特性を全て測定して、レンジから外れたものはメーカーに返品するなんてこともされているようです。

するってーとこの会社、今まではアンプメーカー側でやっていた作業を自社でやってしまおうということですな。

更に、アンプの真空管を交換しようなんていうディープなギターマニアにはうってつけのサービスのようです。新聞によると、真空管を交換した場合には真空管の特性にアンプ本体を合わせるバイアス調整というのが必要だったそうですが、このサービスを使えばあらかじめアンプに合ったレンジの真空管を買えるので、バイアス調整必要なしっ!

それよりももっと驚いたのは、この会社の真空管、イギリスを誇るブランド、マーシャルアンプにも使われているらしいのですよ。なんつったってマーシャルですから、ドイツあたりの超高級真空管が使われているのかと思っていたら、何と日本製。日本製品の精度が受けているんですかね。

ちなみにこの会社、このサービスの開始により、ギターアンプ用の真空管の年商として、現在の2倍以上の1億円を狙うそうです。

がんばれ、ニッポン!

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