2009/06/15

本当に悪いのは誰?

厚生労働省のあの話、拡がりをみせてきましたね。

政治絡みの可能性があるとか。

この手の出来事は後を断ちませんが、手を下した人だけが悪いんだろうか、本当に悪いのは誰なんだろうとつくづく考えちゃうんですよねぇ。

中には、贈収賄事件のように公務員の人が私腹を肥やすことを目的とした事件もあるのでしょうが、今回のように組織的でしかも政治絡みとなるとねぇ。

普通の神経を持った人なら、事の善悪はわかるでしょうし、率先してやりたいとは思わないですよね。

しかし、政と官の関係では、「○○先生にこんな不正行為を依頼されました〜!」と告発するのも難しいんだろうなぁ。

社内告発制度を利用して、会社のためを思って不正行為を告発したら、告発は握り潰され、逆に告発者がひどい目に遭わされるなんてこともあるみたいですしね。

そうなると、良心を殺して、不正行為の片棒を担ぐしかないのか。切ないなぁ。

それでも不正行為を断れない本人が悪いのか、国民から託された力を特定の個人の利益のために使おうとする政治家が悪いのか、政治家の立場を不正行為に利用しようとする有権者が悪いのか。

答えはよくわかりませんが、とにかく、立場が弱い人ばかりがしょっぴかれるというのはフェアではないね。

でも、これを捜査する検察官も、裁く裁判官も、官の人でした(あーぁ)。

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