通勤途上に、人が入れないように入り口に厳重にロープを張り巡らせて封鎖しているビルがあります。
封鎖の理由はよくわかりませんが、ロープを括りつけるためのフックを大理石のような立派な壁に直接打ち込んでいますので、取り壊しが近いのかも知れません。
今朝もいつもと同様にそのビルの前を通ったんですが、誰がどういう意図でそうしたのか、ロープにサングラスが引っ掛けられていました。
スポーツをする時に掛けるようなかっこいいやつで、かけるとウルトラセブンに変身できそうです。
今週は、安倍公房の「壁」という本を読みながら通勤しているので、このサングラスを身につけたら影を吸い取られてしまうのではないかとか、荒野の真っ只中に引き摺り込まれてしまうのではないかとか、いらん想像をしてしまいました。
たまには非日常的なことでも考えて、脳みそを活性化しないとね。
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