政権が交代して約1ヵ月半が過ぎました。
閣僚のみなさんは世の中を変革しようと、いろいろなことで頑張っていらっしゃるようですが、各人各様といいますか、やり方に違いがあって面白いですね。
某郵政・金融担当大臣は、昔ながらの乱暴者的やり方。
無茶なことをガーッと言って、批判を受けながらも徐々に軌道修正して、落ち着くべきところに落ち着かせるといったところでしょうか。
某外務大臣は元官僚というだけあって、調整型ですかね。
インド洋問題でも記者会見でまずは方針を匂わせておいて、周囲の反応を見ているのでしょうか。
某党の代表をしていた頃は、強そうな雰囲気を漂わせていましたが、初の外遊での緊張した面持ちや、居心地が悪そうな表情を見ると、以外と見かけと中身は違うのかもしれません。
これに対し、風下から匂いを消して近づき、背後からバサッと斬るのが某国土交通大臣ですな。
鉄のような、というかゴムのような表情で、一歩も引かず正論を滔々と述べる。いやぁ、立派です。
空港の話もこの人の言うとおりだと思いますし、多分、日本人の多くは、"今となっては"、羽田を拡張して国際化した方が合理的だと考えるんだろうと思います。
しかし、成田は地権者を泣かせ、血で血を洗う(というのは言い過ぎか)闘争を制して建設した空港で、合理性だけでは割り切れない感情が絡んでいます。
頭では羽田の方がいいとわかっていても、誰も怖くてこんなこと言えないよなぁ。
考えてみれば、北関東のダムと同じ構図ですな。
「俺たちの○○年をどうしてくれる」と迫る人たちに動じずにこんなこと言えちゃうのは、本当に凄い人だと思います(あらゆる意味で)。
空港と言えば、住民の反対により山間部に移転させた広島空港の跡地が、協議の結果、広島飛行場になったという話があります。
人間、いつかは過去の判断の誤りを認め、勇気を持って合理性に向かって舵を切らなければいけない時があるのかも知れません。
そういえば、ミスター年金と呼ばれ、野党時代は国会で大暴れした某大臣、地道にやられているようですが、閣僚入りしてからはlow profileですな。
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