2008/06/02

統制と創造

さていよいよ6月、今日から夏服です。

我が家の中学生の長男は、半そでワイシャツ、上着なしで一度家を出たものの、数分して戻ってきました。どうしたのかと聞くと、半そでワイシャツではまだ寒いから上着を着ていくとのこと。制服の上着を着て再度家を出ていきました。

思い起こせば私が中学生の頃、制服に縛られたくないというガキのつっぱりがあったんでしょうねぇ、夏服が許可された後はどんなに寒くても上着は着ていかなかったものです。だって、学校が上着を着なくていいといっているのに、寒いからといってどうして上着を着るのかという考えですね。ですから、雨が降って気温が下がると、ワイシャツ姿で震えていたものです。

よほど寒くてワイシャツだけではきついというときは、部活のユニフォームや私服のヨットパーカーを羽織ったりして、とにかく制服の上着は着なかった。どこまでやると先生に怒られるのかと、学校を試しているところもあったんでしょうね。

そんな我々の世代のお陰で、学校の管理体制は相当強化され、従順な生徒が増えたようです。うちの長男も、「寒いけど、何を着ていこうか」なんて発想はなかったですね。何の疑問もなく制服の上着を着て行きました。

確かに、我々の頃はやりすぎだったかも知れません。それが今の強い統制を作ってしまったのかも知れません。ルールを守ることは重要なことですし、生徒がきちんとしているのはいいことだと思います。しかし、転んで初めて痛みがわかるように、破って初めてルールの重要性がわかるということもあると思います(敢えてルールを破れと言うつもりはありませんが)。

厳しく管理されて諦めてしまっているのか、若い人の覇気や創造性が失われているような気がしてならないのですが。うちの長男の個性の問題ですかね。

たかが制服の上着でよくここまで話を広げるもんだと...自分でも思います(爆)。

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