みなさん、今朝の朝日新聞の1面はご覧になりましたか?
驚いたなぁ、アマゾンが日本で納税していなかったなんて。
アマゾンに注文するとき、てっきり、日本法人のアマゾンと取引していると思っていたのに、アメリカ法人のアマゾンと取引していたとはね。
この考え抜かれたビジネスストラクチャー、あっぱれ!とみるか、脱法行為とみるか...。クールな目で見れば前者だけど、感情的には後者かなぁ。
アマゾンとしては、日本に納税しないことではなく、納税額を抑えることを目的として編み出したストラクチャーだと思いますが、結果として、日本の消費者から集めた多額の売り上げ金は全て米国法人に計上され、その一部は米国で納税されることにより、米国の社会保障費や軍事費に流れているってことですね。
国際ビジネスの世界では、納税額を抑えるために、各国の税制の狭間を利用して誰もがやっていることなんでしょうが、自分の生活領域にこういう問題が入り込んでくると、ちょっと考えますね。しがないサラリーマンが汗水垂らして働いて得た国内所得がひょいっと国外に移転され、しかも日本に納税されないなんて...。
生活に余裕があるのであれば、「もう二度とアマゾンで買い物なんかするものかっ!」と固く決意したいところですが、アマゾン、安くて便利だしなぁ...。
新聞でも指摘されていましたが、日本の法人税率って高いですから、こういうストラクチャーの中で、日本が納税地に選ばれないっていうのは仕方のないことかも知れませんね。いっそ、バミューダかケイマンにでも移り住むか(笑)。
2009/07/05
見事なストラクチャー
ラベル:
社会
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