2008/09/05

難問

昨日政治色を鮮明にした「整骨院新聞」、今朝はどんなネタで挑んでくるのか...。残暑絡みの健康ネタに戻ってました(笑)。

先日、小5の次男が宿題を教えてくれというのです。学校で出された宿題のプリントには次のような問題が載っていました。

次の□に+、−、×、÷のどれかをいれて数式が成り立つようにしなさい。カッコを使ってもよい。
4□4□4□4=1
4□4□4□4=2
4□4□4□4=3
4□4□4□4=4
4□4□4□4=5
4□4□4□4=6
4□4□4□4=7
4□4□4□4=8
4□4□4□4=9
4□4□4□4=10

次男は、最後の10の答えがどうしてもわからないというのです。なかなか面白い問題じゃないのと軽い気持ちで取り組んだ私でしたが、いくら考えても答えがわかりません。遂には中3の長男が乗り出してきて、暫く考えた挙句、次のような答えをひねり出しました。

(4□4−4)÷4=10
最初の□を空白にし、44として扱うことで解決しようという訳ですね。一休さんのとんちのような答えですが、白紙で出すよりはいいだろうと、次男はその答えを持って学校へ行きました。

昨日の晩、結果を聞いてみたら不正解だったとのこと。じゃあ答えは? と聞いてみましたが、先生が答えを教えてくれなかったそうです。「あの問題には絶対答えはないよ!」、「うんそうだよね」、「どうして答えを教えてくれないんだろう」と長男と次男。「あの先生は時々難しい問題を出して答えを教えてくれないことがあるって他のお母さんが言ってたわ」と嫁。イライラする気持ちはわからないでもありません。

「ずっと考えてればいいじゃん。死ぬまでに答えが見つかればいいんだよ。暇で仕方がないときに考える事ができてよかったじゃん。」と私。しかし、家族の誰もこの考えは受け入れられないようでした。気が短く短絡的な人が多く見受けられる昨今、ひとつの問題を長い時間考え抜くという能力は大切だと思います。先生の意図はその辺りにあるんじゃないかしら(わからないけど)。大人になり、大学に入って数学を専攻するようなことになった場合に、ふとこの問題が解けて小学校時代の懐かしい思い出が蘇るなんてことになるのかな。

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