2008/10/21

微妙なバランス

普段流れているものが急に止まったりすると、世の中は微妙なバランスの上に成り立っていることに気付かされるものです。

今朝は定期券をしっかり持って家を出ました。駅の階段を上りホームに着くと、なんだかいつものホームと景色が違います。ホームに並んでいる人がやたらいて、人多すぎ。事故で電車が止まってしまったのかと一瞬焦りましたが、電車は時刻表どおりにホームに滑り込んできます。しかし到着した電車にも異変があったんです。ドアが開いてびっくり、乗客多すぎ! いつも到着駅付近ではスシ詰めになる電車ですが、私が乗るあたりではまだ余裕があるんです。しかし今朝は、ひょっとして乗れねえんじゃねぇの? ってくらい既に満員。使命感に燃えるサラリーマン、それでも何とか乗り込みました。

車内での車掌さんの案内でこの異変の原因がわかりました。私が乗っている電車の1本前の電車が今朝は運休なんだそうです。という訳で、いつもはその電車に乗っている人が今朝はこの電車に乗っていて、単純に考えると乗客がいつもの2倍いるから大混雑しているってことですね。

1本の電車が運休した影響は、この電車の混雑だけに留まりません。混雑により乗り降りにいつもより時間がかかるためダイヤが乱れ、更に相互乗り入れする他社線のダイヤも乱れ、ダイヤの乱れにより更に混雑し、混雑の余波を受けて女性専用者の運用は中止になり、ってな具合に連鎖的に影響が広がっていきます。地球の裏側のくしゃみが...なんて話がありますが、それを地で行く話です。

日本の電車は至って優秀、毎朝ダイヤどおりに走るのが当たり前になっています。それを前提として人も行動していると思うので、当たり前のことが当たり前でなくなると大変です。

頼むから、明日はちゃんと動いてくれよ。朝からあんなに混んでると会社に行く気がなくなっちゃうから(笑)。

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