2009/02/17

意外な乗客

今朝の通勤電車、驚くようなお方が乗ってました。

私が乗る場所は降車駅でちょうど階段が目の前に来る場所なので、とても混んでいることはこれまでに何度も書いているとおりです。こういう混んだ状況では、カバンを下に下げて自分の前で持っている人が多いので、足は他の人のカバンに押されまくることになります。

そんな混雑した電車の中で、妙にカバンを動かす人がいるんです。カバンを持つのに丁度いい位置を探しているのか、あっちに持っていったりこっちに戻したり。その度に私の足をカバンがズリズリっと擦っていきます。

電車が揺れて立ち位置が少し変わると、今度はなにやら硬い荷物が私の足を直撃。それは鉄のように硬く、押しても全然動かないので、電車が揺れる度に私の膝が悲鳴を上げます。もぉぉぉー、勘弁してくれよぉぉぉー(心の叫び)。

やっと降りる駅に着きました。そこで衝撃の事実が明らかに。

次々と降りていく人の後について、犬が降りていきます。

犬が電車に?!

どうやら、どなたかが連れてた盲導犬のようで、私の足をズリズリと擦っていたのは犬の胴体、鉄のように硬い荷物は犬に取り付けられた取っ手だったようです。

しかし、混雑した電車の中、裸足なので足を踏まれたら痛いだろうに、人の足元で声もあげずにじっと耐えて、偉いっ!

なにも混雑した時間に混雑した場所を選んで犬を連れて乗らなくても...と思いましたが、誰だってこんな混んだ電車に好んで乗りたくはありません。人の事情はそれぞれ。出掛けなければならない事情があったんでしょうね。

会社に着く頃には犬を見た衝撃が薄れていき、あれは夢だったのかと思いましたが、私のカバンには犬の毛がびっしりと...。

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