2008/07/15

一斉休漁

やはり朝は体温が上がります。先日大学病院で処方してもらった薬は今日の朝に飲み切ってしまいましたので、明日、再び病院に行ってこようと思います。そういえば、数日前から、右手の親指の付け根、右肩、胸骨に痛みを感じるようになってきました。気になる程度の軽い痛みなんですが、骨のガンとかだったらいやだなぁ。

さて、今日から漁船が一斉休業だそうです。キャベツが豊作の年に、値下がりを防ぐために収穫したキャベツをトラクターで潰して出荷量を調整する場面をテレビで見ることがありますが、事の良し悪しは別として、これと同じことですね。漁業の場合は毎日燃料代がかかりますから、燃料代も稼げないほどの売上では、出荷調整が目的というよりも、本当に燃料代がなくて漁に出られないという感じなのかもしれません。

普通の商売では、売上が原価を下回ってしまっては赤字が出てしまうので、製品単価の値上げなどを行うわけですが、魚の場合は市場のセリで価格が決まるので、生産者(漁師さん)の意向に従って価格をコントロールするということはできないのでしょうね。海産物の供給を継続するためには価格上昇もやむなしといったところでしょう。

物の値段が上がるのはいいのですよ、その分給料も上がれば。緩やかなインフレは経済にとって好ましいことなのではないかと思います(経済的知識はないので認識が間違っているかもしれませんが)。しかし、現在の状況は、庶民的感覚では、物の価格はどんどん上昇する反面、給料の上昇が追いつかないどころか下がっていて、世の中正にスタグフレーション状態なのではないですかねぇ。

原因は、恐らく、石油などの商品市場でのエネルギー価格の上昇にあると思いますが、実需のない投資家が転売による利鞘稼ぎ目的で先物商品を買いまくる結果、需要家が高い商品を購入しなければならないというのはなんだか変ですね。こういう活動は、商品先物市場という経済活動の場ではなく、賭博場でやってもらった方が、経済に影響を与えることもなく健全だと思います。専門家や欧米の偉い人の中には、今回の価格上昇は実需に基づいたもので、投機資金はそれに乗っているだけ(投機資金に市場価格を動かすほどの力はない)と言う人もいますが、そのあたりはどうなんでしょうね。無策の言い訳だったりして。

資本家だけが経済の歪みにつけ込んで大儲けして、庶民は置いてけぼりになっているような気がします。

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