2008/12/18

間がいい

通勤の友のiPod、最近、iPodに入れる曲の圧縮率を選択する方法がわかりました。

大抵の人は128kbpsにエンコードしたMP3ファイルやAACファイルをiPodに入れていると思うんですが、週末に本屋でiPod関係の雑誌を立ち読みしていたら、iTunesに圧縮率を変更するオプションがあることが載っていました。思えば、こういうオプションが設定されているのは当たり前のことですが、そういうことを調べてみようかという気すら起こりませんでしたね。

家に帰ってiTunesをいじっていたらびっくり。今は音声ファイルの可逆圧縮もできるようになっているんですね。知っている人には釈迦に説法ですが、圧縮には可逆圧縮と不可逆圧縮というのがありまして、可逆圧縮というのは展開すれば元の形に戻る圧縮方法。zipなんかがそうですね。付加逆圧縮というのはデータ量を間引いて圧縮するので、二度と元の形には戻せません。jpegはこれですね。iTunesにはApple Losslessいうエンコーダーが搭載されていまして、こいつを使ってエンコードすると、音質を全く落とさずに60%程度まで圧縮できるそうです。しかし、容量の限られたiPod、全ての曲をLosslessでという訳にはいきません(泣)。

それはさておき、私の好きなZEPのアルバム、今までは128kbpsでiPodに入れていたんですが、これを全て256kbpsでエンコードし直してみました。やはり、データ量が倍になると、空気感がよく伝わる気がします。エンコードすると高音領域のデータが間引かれるらしいので、256kbpsにしたことで、この辺りのデータが生き残っているのが大きいんでしょうね。

そして、昨日の帰宅時、久々にZEPのファーストアルバムを聴きました。聴いてみて改めて思いましたね、1曲目のGood Times Bad Timesはやはり名曲だと。あの音、あの勢い、新しいバンドが世に出ることを感じさせる曲だと思います。この曲は「間」がいいんですよね。イントロのギターリフのリズムの間とか、ギターソロ直前の間とか、うまい間の取り方が曲を一層引き立てていると思います。

この曲が世に出たとき、私は幼稚園にも行っていない年齢でしたが、大人としてこの時代の空気を感じたかったなぁと思ってしまいます。しかし、あの時代を大人として過ごすと、今頃はもうじいさんか。それも微妙(笑)。

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