2008/12/24

トカちゃん

夕べのボクシングはちょっと感動ものでした。

挑戦者の選手は知らない選手だったし、挑戦者が所属するジムの会長、トカちゃんこと渡嘉敷会長のビッグマウスに嫌味を感じていたのもあり、内藤選手が軽く防衛するんだろうと思って見ていたんですが、予想を遥かに超える白熱した打ち合いでした。

テレビでも言っていましたが、挑戦者の山口選手、本当にタフですね。打っても打っても倒れない。あれじゃ、打ってる方も気味が悪いですよね。

運命の11ラウンド、山口選手が一度ダウンした後の打ち合いは本当にすごかった。バンバン打ち込む内藤選手に対し、正にノーガード戦法で打ち返してくる山口選手、現実の試合とは思えませんでした。まるで明日のジョーの一場面を見ているかのような錯覚すら覚えました。

しかし、山口選手、負けたとはいえ男ですね。最後にあれだけ打たれながらも捨て身で打ち返す根性は立派です。あそこまでやった上でないと負けたと納得できないんだろうな、きっと。勝負の世界というか男の世界の厳しさを垣間見た思いです。

それにしてもトカちゃん。最初はあのビッグマウスに「むかつくーっ」と言いながらテレビを見ていたんですが、いや、あれはトカちゃんの大きな愛情かも知れないぞと思い返しました。大口叩いて世の中の関心を煽り、視聴率、ファイトマネーを引き上げてやりたいという山口選手への親心かもしれないですね。山口選手自身があれをやったら印象悪くなりますから、トカちゃんが汚れ役を引き受けて頑張っていたのかもしれません。

さすが、トカちゃん。

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