2008/12/20

メタファー

今朝は、ナイキ バーチャルホノルルマラソンに初挑戦です。

気合入りまくりで走り出しました。出だしから超速いピッチで走ったため、途中で息切れしつつも、根性と意地でなんとか10kmは走りました。時間は44分21秒。おぉ、また45分が切れたぜ~! 家に帰って早速記録を送信したところ、何人参加しているのかわかりませんが、今のところ46位のようです(祝)。参加者は50人程度だったりして(笑)。

しかし、今日の走りは苦しかった。記録を出そうと気負っていたのもありますし、途中でライバルが現れたり(勝手に私がライバルと思っているだけですが)、日頃のペースを乱す要素のオンパレード。ジョギングは他人との勝負ではなく、自分自身との勝負だということを身に染みて感じました。他人と争うなどというつまらない考えは捨て、自分のペースを守って安全に走りましょう(泣)。

さて、サラリーマンたるもの、日々の世の中の動きを掴んでおくことも重要なお仕事です。そんなわけで、私も時間が空いたときにはネットでニュースサイトを見ていますが、昨日、原油の急激な値下がりに関してこんな書き出しで始まるニュース記事を見つけました。

"Some bullish investors still regard the oil-futures market, showing sharply higher forward prices, as a stairway to heaven. To OPEC, though, which reduced its output quota by 2.2 million barrels a day Wednesday, it is a mountain to climb."

日本語にすると、「石油先物市場では先物価格曲線が強い先高を描いているが、強気の投資家の中にはこの上昇曲線を天国への階段だといまだに思っている人がいる。しかし、生産枠を220万バーレル削減したOPECにとっては、それは登らなければならない山である。」って感じになるんですかね。

まぁ、ニュースの内容はこの際どうでもいいんです。注目は、"stairway to heaven"と"mountain"という言葉。これ、明らかにLed Zeppelin IVの4曲目の"Stairway To Heaven"と5曲目の"Misty Mountain Hop"に引っ掛けて書いてますよね。 あの天下のロイターがこんな洒落た記事を配信するなんてと感激し、社内のロック仲間に通報してやりました。彼曰く、他の業界紙の記事でもロックの歌詞をもじった表現をよく見かけるそうです。この記事を書いた記者は絶対ZEPフリークに違いありません。人間、このくらいの余裕とユーモアをもって仕事に取り組みたいものです。

でも、記事の内容を無視して強引に隠喩を用いたためか、記事中の"mountain"が何を表す隠喩なのか、結局最後までわかりませんでした(爆)。

かくいう私も10年ほど前、イギリスのコンサルタントに発注した仕事が完成に近づいたとき、ねぎらいの意味を込めて、「長く曲がりくねった道をよくやってきてくれました」という文章を織り交ぜたメールを送ったことがありますが、完全に無視されたな(笑)。スコットランド人のおじさんだったから、ビートルズが好きじゃなかったのかな。

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