ヤホー...じゃなくてヤフーで興味深い記事を発見しました。
アリのメスというのは単為生殖、つまりオスと交尾しなくても子を生むことができるそうですね。昆虫の生態に詳しくない私にとってはこれだけでも「へぇー、そーだったのー」と驚きの内容ですが、さらにすごい発見が。
アリの巣にいる働きアリというのは全てメスらしいんですが、コロニーに女王アリが存在するにもかかわらず、働きアリが身のほどをわきまえずに単為生殖をしようとすると、他のアリがそれを察知して物理的な阻止行動をするそうです。なんでも、単為生殖を行おうとすると発生するフェロモンの匂いをかぎつけて、「あんた、身分もわきまえずに何やってるのよ! ボカスカ、ボカスカッ」とやる訳です。
因みに、コロニーが女王アリを失った場合には、働きアリもフェロモンを出すことが許されているそうで、「女王がいるのにフェロモンを出すと」というのがミソですね。
こうやって、コロニーの秩序を保っているわけですね。一見するとどこかの独裁国家の様を呈していますが、大きな違いは、独裁国家は力で体制の維持を強制しているのに対し、アリはこの行動が本能として刷り込まれていると思われる点。種族の維持のために必要な秩序ということでしょうか。
これを読んで出た疑問は、どうして種の保存のためにこのような秩序が必要なのかということです。栄養をたっぷり採っている女王アリじゃないと生存に耐えられる子孫を残せないということなのか、外敵と対抗していくだけの団結力を得るためには生命の誕生を司る神秘的な女王の存在が必要ということなのか(でも働きアリも単為生殖できるんだよなぁ)。
この辺りの謎も知りたいものです。
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