2009/01/01

新年と福袋

あけましておめでとうございます...

とは言ってみても、いつもと変わらぬ朝ではございますが(笑)。地球が公転する1年という時間には、便宜上、始まりの日と終わりの日が設定されているわけですが、新しい「始まりの日」が来たからといって、何かが変わる訳でもなく、「終わりの日」から連続した時間が流れているだけです。地球が何万年、何億年と繰り返してきた営みをイメージとして頭の中に思い浮かべると、これから地球が太陽の回りをどれだけ回ろうとも、この永遠の回転運動から決して抜け出すことはできないのだと、地球に同情すら覚えます。

しかし、限られた寿命を持ち、地球が回転するにつれて着実に終着駅に近づいている我々人間は、様々な思い、考え、決意を持って新しい朝を迎えるものです。新しい朝を迎える度に内面は成熟していくのに身体的な力は衰えていく...。人生というのは正にトレードオフですなぁ。

などと、新年にあたり哲学めいたことをダラダラ書くなんて、私ももう歳ですかね(笑)。


さて、今まで福袋というものを買ったことがありません。昔の福袋といえば、「売れ残りのような商品を店がごそっと袋に詰めて販売しているので、入っているのはほとんどいらないものだけど時々当たりがある」というのが私の福袋に対するイメージ。最近は違うんですね。今朝の新聞の折込チラシに福袋の売り出し広告がたくさん載っていましたが、今の福袋は中に何が入っているかわかるものがほとんどなので、これなら安心して買えますね。反面、当たりは出ないけど。

面白いことに気付きました。複数の洋品店で売られているある洋品ブランドの福袋なんですが、折込チラシで見ると、A店で売られている福袋とB店で売られている福袋の中身が全く同じ。ということは、この福袋、店で詰めているのではなく、メーカーで詰めて出荷しているということになります。そうなると、メーカーの方では、一般販売用に作った製品ではなく、福袋用に品質を落として作った製品を福袋に詰めるということもできますね。う~ん、これって本当にお値打ち品なのか疑問。店が通常ルートで仕入れて余らせてしまったものを袋に詰めてもらった方がいいような気がする。

昔は、福袋なんて宝くじを買うのと同じような感覚で、「お楽しみ」として買うものだったように思うのですが、今の世の中、中身をオープンにしないと売れないんですかね。そうなんでしょうね。昔に比べて経済的には豊かになったけど、心の余裕や遊び心がなくなり、気持ちが貧しくなっているような気がしないでもありません。

しかし、チラシは洋服の福袋ばっかりでつまらん! 洋服ってこんなに売れるものなのか。本の福袋とかCDの福袋とか、気の利いたものはないのかと見ていたら、ありました。HMVのホームページでCDの福袋を売ってました。その名も「ロック袋」。クリアランス品15-25点で1,000円。お買い得やないかーぃと思ったら、既に売り切れてました(泣)。

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