2009/03/24

劇団ひとり

劇団ひとりという芸人さんがいますね。クイズ番組やバラエティ番組でよくお見かけしますが、私はいまだに彼が本業の芸をしているところを見たことがありません。従って、漫談家なのか、腹話術士なのか、彼の職業がいまひとつはっきりしません。名前からすれば、一人寸劇をやりそうな感じがするんですけどね。

我が家にも「劇団ひとり」的芸を持つ男がいます。それは次男。

次男のカードゲーム好きについては何度か書いていますが、放課後に友達とデュエルをしたくらいで満足するような男ではありません。夜になっても、「デュエルしてくれよ〜」と私や長男に声をかけてきます。

以前は長男が時々相手をしてやっていたのですが、最近は高校の課題に追われてそんな余裕なし。私も休日は何回か相手をしてやりますが、会社から帰って風呂に入った後はぐた〜としてしまって、なかなか相手をしてやる気力がわきません。

そこで次男はひとりデュエルという技を編み出しました。要は二人分のカードを床に並べて、あっちに行ったりこっちに行ったりしながら一人二役でゲームをするだけなんですが、端で見ていると「芸か」と思うくらいおもしろいのです。

何がおもしろいかといえば、掛け声というか解説というか...。奴は、「俺のターン!」、「ヤマ札からドロー」、「○○を召還!」、「○○の効果で××を発動!」、「ターンエンド!」と全ての動作を声に出しながらゲームを進めるのです。

ゲームの進行に関することだけではなく、「う〜ん、そうきたか!」、「なにぃ〜!」と心の叫びも発するので、おもしろいんだけどとてもうるさい。

以前、両方のサイドをぴょんぴょん飛び回りながらゲームをしている次男に、
「お前が動くんじゃなくてカードを動かしたらどうだ。回転する台を作れば楽にひとりデュエルができるだろう。」
と提案してみました。そのアイデアは次男のツボにはまったようで、早速嫁に回転台を作りたいと直訴しましたが、「そんなもの置いておく場所ないでしょ」との嫁の一言で却下となってしまったようです。創造性を育てるにはいい機会だと思ったのですが、残念。

今後も次男のカエル跳びが続きそうですが、私は床が抜けるんじゃないかと心配でなりません(泣)。

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