2008/03/06

57年振りの紙面革命!

みなさんは何新聞を購読してますか? 私は朝日新聞です。なぜか? なんとなくかっこいいからというのがその理由です(笑)。中学の時の社会科の先生から「読売は御用新聞、朝日は左寄り」というイメージを刷り込まれた私、「左寄りかぁ〜。なんかかっこいいなぁ。」と思い込み、大人になって好きな新聞を購読できるようになって以来、ずっと朝日を読んでます。姿勢に固執するあまりか、時には反論のための反論をすることもありますが、それでもまだ読んでます。

そんな朝日新聞が57年振りの紙面革命をするそうです。1ページ15段から12段に変更、文字を大きくして読みやすくするらしい。そういう言い方をすると良く聞こえるけど、要は紙面に載る情報量が減るってことですよね。これって、情報単価の値上げじゃないの?

以前は朝食を食べながら新聞をざっと読むことが日課でしたが、最近ではニュースは出社後の朝一番でグーグルニュースを読んで仕入れているし、私は電車で新聞を読まない人なのでニュースが紙媒体で配信されることは私にとってアドバンテージとはなりません(ただ、トイレで読めるというのは利点かも・笑)。新聞の事実報道媒体としての役割って終わってるかも。

そうは言っても、帰宅後ビールを飲みながら夕刊のコラムを読むことは私の生活に欠かせない至福の時です。こうして昼間のテンションを緩めるんですよね。また、週末に別刷りとか書評欄とか新聞の真ん中あたりのページをゆっくり読むのが好きです。このあたりの記事に今後の新聞のあり方の鍵があるのではないかなぁ。

事実の速報という役割を終えてしまった新聞は今後どのように生き残っていくべきか。質の高い解説記事や読者に新たな視点を提供するコラムとか、そのような情報配信へ舵を切ることが新聞の生き残り戦略になっていくんじゃないでしょうか。要は、三面記事などの読み流される情報の配信から読者の頭に蓄積される質の高い情報の配信に重点をシフトしていくということですね。新聞社の方々はとっくの昔にそのあたりの戦略は練られているんでしょうけど。

しかし、「1面トップ」という言葉でニュースの重さが計られ、1面トップにどのニュースを載せたかということで新聞社の姿勢が評価されるといった事情もありますから、編集者は今後も読み流されるニュースの選択・編集に頭を悩ませ続けざるを得ないのでしょうね。

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