2008/03/07

マインドマッピング

最近、勝間和代さんが書かれた「効率が10倍アップする新・知的生産術 自分をグーグル化する方法」という本を読みました。ベストセラーになっているようですね。著者の経歴を見ると、

・19歳で公認会計士二次試験合格
・Wall Street Journalが選ぶ「2005年に注目したい50人の女性」
・エイボン女性大賞を最年少で受賞(2006年)
・その他輝かしい職歴多数

とすごい人です。


「俺にはとてもこんな生き方はできないね」と反感を持ちつつ読んだ訳ですが、確かに書いてある内容はちょっと極端で常人には真似できないことが多いと思います。例えば

・脳に悪いので飲酒、喫煙はしない
・本を月に50-100冊読み、1ヵ月の書籍代は15万円
・ノートパソコンを常に携帯し、補助脳として活用(故障に備え2台のLet's Noteを所有)
・移動には2台のロードレーサーを駆使(1台だと飽きるかららしい)
・最短時間で移動できるよう、ロードレーサーにはGPSを装備
・ちょっと空いた時間にはシリコンオーディオプレイヤー、MDプレイヤーを使って耳から勉強
・週に3回はランチミーティング
・週に2回はジムに通い体力を養う(集中力の持続には体力が必要だそうです)
・6時間以上の睡眠時間を確保
・テレビは情報が薄いので見ない 等々

普通の人にこんな生活はできないよなぁ。
いつ息抜きしたらいいんでしょうか。

と言いながら、反感ばかり持って読んでいては本代がもったいないので、自分の生活に生かせることはないかと読んでいたら、ちょっと興味を引くことがありました。それがマインドマッピングです。


マインドマッピングについては私には説明能力がないので、興味のある方はこちらを足掛かりに調べてみてください。下の図は、Windows XPを開発するに当たってのマインドマップとのことです。要は物事を聞いたり考えたりする際の思考プロセスを絵とキーワードで書いていくということがその本質のようです。



課題に対する解決策を検討し、検討結果を周知するため、メモ、レポートの類を書くという経験は誰しもあると思いますが、最終的に書き物にまとめることを目的としているため、そういう時の物の考え方というのは、時系列あるいは項目毎といった直線的方向性を持っていると思います。そのため、細かい部分にこだわって全体像がなかなか見えてこなかったり、こっちにこだわっていたらあっちが抜けちゃったなんてことが、自分の経験上でも、よく起こります。マインドマップはキーワードと関連性を使って考えを二次元に広げていくので、全体を見通すことができ、よって網羅的であるという点がすごいと思いました。それに、何色ものペンを使って線を書き込んでいくことで、考えるという作業が楽しいものになるそうです。


しかし、会社でこんな変な絵を描きながら「仕事してるんです」って言っても信用してもらえるかな(笑)。

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