2008/11/20

強い者いじめ

来年から、F1レースでの上位3選手には、金メダル、銀メダル、銅メダルをくれるそうです。北京オリンピックも盛況に終わったことだし、F1も競技性を全面に押し出した戦略でくるのかと思いきや、真意は別のところにありそうです。

これまでF1レースでは、上位入賞者にポイントを与え、そのポイントの合計点によってシリーズチャンピオンを決めていました。今年は、黒人初のF1レーサー、ルイス・ハミルトンがシリーズチャンピオンを獲得しています。黒人初のシリーズチャンピオンというのがどうも面白くなかったようです。

来年からは、ポイント制は廃止し、金メダル獲得数の最も多い選手をシリーズチャンピオンにするそうです。この方式で今シーズンのチャンピオンを決定するとすれば、ポイント制では1ポイント差で2位に泣いたフェリペ・マッサがシリーズチャンピオンになるそうです。

面白くないことが起きるとレギュレーションを変更してきたF1界、またかという感じです。思い起こせば、かつて日本のホンダが1.5リットルターボエンジンで連戦連勝を重ねていた時期、レギュレーション変更でターボエンジンが禁止になったことがありました。表向きの理由は安全性や燃費の問題だったのでしょうが、ホンダ潰しであったことは明らか。今回も、黒人がチャンピオンシップをとったことが許せないバーニー・エクレストンの陰謀でしょう。

しかし、このバーニーというおっさん、私が子供のころからF1界を牛耳る地位にいたような気がします。異常なまでの長期政権、F1界もきっとやくざな世界なんでしょうね。

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