2008/05/03

雨の中ハイキングに行く

連休初日の今日、我が家は高尾山にハイキングに行く予定でしたが、朝起きてみるとしとしと霧雨が降っています。天気予報によれば昼には雨が上がるとのこと。子供たちも大きくなってくるとそれぞれの予定があるので、ハイキングに行くなら今日しかありません。さあどうしようと家族で協議した結果、諦められない次男の「行こう!」という一言で決行することとなりました。

電車で都内を通過していると、雨足は激しさを増してきて、一抹の不安が心をよぎります。駅まで行ってみたものの、雨が止まず家に引き返すことになるのか? 10時半頃に高尾山口駅に着きましたが、な~んだ、雨はあがっているじゃないですか。俺たちはついてるぞ~っ!ということで10時50分頃登山開始。

しかし世の中甘くないですね。登山を開始するや否や、また雨が降り出しました。最初は小雨程度でしたが、どんどん雨足が強くなり、遂には全員ビニール合羽着用です。登っていると、ビニール合羽のフードから垂れた雨で顔が濡れるし、身体はビニールで蒸れて汗かくし、もう全身ぐちょぐちょです。。中腹のケーブルカーの駅を過ぎる頃には、「ここで下りのケーブルカーに乗って引き返そう」と誰かが言い出しそうな雰囲気もありましたが、「雨の中わざわざ登山をする経験なんてそうそうできるもんじゃないぞ。それに雨の日にハイキングに行ったって、いいネタになるじゃん。」と場を盛り上げて、登山継続。

苦闘すること1時間20分、ようやく頂上に着きました。雨と汗で全員湯上がり状態。しかし、頂上に着くと天気予報がぴたりと的中し、雨が止みました。登頂と雨が止んだのとが偶然重なって全員とてもハイな気分。雨上がりなので弁当を食べようにも座る場所がありません。こんなこともあろうかと、スタンディング状態でも食べられるようにと嫁がこしらえてくれたおにぎりとサンドイッチで立食パーティー開始。激しくカロリーを消費したせいでしょうか、弁当を食べ尽くしても何か足りないという訳で、持参したお菓子も全て頂上で食べ尽くしてしまいました(笑)。下りは雨も上がったので、プラプラとお土産屋を覗いたり、団子を食べたりとゆったりした気分で下ってきました。

来る時は、時間はかかるけど電車賃の安い「エコノミーコース」で都心を横切って来たのですが、帰りはみんな疲れていたし、裾が泥だらけになったズボンで都心を通過するのはいかがなものかと、電車賃は高いけど時間が節約でき、しかも都心を迂回する「王様コース」で帰ってきました。「エコノミーコース」と「王様コース」では、家族4人の片道分で820円の差がありますので、けっこう効きますよ。帰ってきたら、みんな楽しい一日だったと大満足。これで暫くは私の地位も安泰でしょう(笑)。

今回のハイキングではもうひとつおまけがあって、私は事前にハイキング計画書(主な行程と予算)を作成しました。その中で、電車のルート別に「王様コース」、「殿様コース」、「エコノミーコース」、「超エコノミーコース」を設定し、それぞれのコースでどのくらいの予算が必要かを子供たちに示していました。ちなみに、費用と効用のバランスを考えて「エコノミーコースで行こう」と決めたのは次男です。
また、遊びで、確率を考慮した予算のシミュレーションして
「お父さんが2本目のジュースを買う確率は30%、お前(長男)は80%、お前(次男)は100%、ジュースの値段は最低が120円、最高が150円、最頻値が150円の三角分布と仮定すると、予算の幅はこうなる。」
「えぇ~、何で俺だけ確率が100%なんだよぉ~。」
「昼食の値段の分布は正規分布と仮定する、お前(次男)はお腹が空いたとおにぎりを買うかも知れないな、その確率は90%、おにぎりの値段の分布は...」
などと色々な話をして行く前から結構盛り上がっていました。
先に予算とその内訳を示していたせいか、子供たちは余計なことにお金は使わず、電車で遠回りして行くことにも納得感が持てたようでした。子供だからとバカにせず、お金の話はきちんとした方がいいみたいですね。

ジュースを1本しか買わなかった次男の帰宅途中の一言、
「父さんの予想は外れたね。せめて99.9%にしておけば外れにはならなかったのに」(爆)

しかし奴は、帰宅途中に駅でオロナミンCを買い、見事に私の予想を的中させてくれました(笑)。

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