2008/05/19

台風と環境問題

今日は台風の影響で全国的に天気が悪いようですね。

ズームインスーパーの木原さんによると、西側に位置する台風(風向きは反時計回り)と東側に位置する高気圧(風向きは時計回り)の影響で、台風と高気圧に挟まれたあたりで南の暖かい湿った空気が日本上空に流れ込み、積乱雲が形成されて大雨が降るという仕組みだそうです。南半球でのエルニーニョ現象の影響などもそうですが、天気って「風が吹くと桶屋が儲かる」的関連になっているんですね。

しかし、昔は台風といえば9月の風物詩。私の身体には、大雨が降って夜中に浸水したり、大風に備えて家の周りを片付けたりするのは夏休みの後と強く刷り込まれています。この間も台風2号が日本の近くまでやってきたし、異常気象ってやつでしょうか。

ちなみに私、異常気象という言葉はあまり好きではありません。地球の歴史46億年のうち、私がこの世に生きているのはたった40年ちょっと。気象データを記録するようになったのもここ100年くらいのことでしょう。人類の歴史にしたってたかだか100万年くらい。地球の歴史のほんの一部しか知らない我々には、何が正常で何が異常かなんてことはわからないと思います。気象がちょっと変わった動きをしただけで異常気象というのは人類至上主義的でいやな感じがします。異常なのではなく、単に気象が人類にとって住みにくくなりそうな方向に変化しているというだけでしょう。環境問題の議論でも、「地球のため」というような姿勢を装いながら実は「人類にとって住みやすい地球を温存する」というのが主目的で、環境問題ではなくて人類生き残り問題なんですね。地球はこれまで激烈な環境下にあったこともある訳で、再びそのような環境下に置かれることもあるでしょう。偉大な自然の前では人類は無力です。

大丈夫です。仮に地球の環境が劇的に変化して今の人類が死に絶えても、地球はなくならないし、環境に適応した別の生物が地球の王者として君臨しますから、何も心配はいりません。その王者は、ひょっとしたら、高温、高二酸化炭素濃度の環境に適応すべく進化した新人類かも知れません。

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